なにかあると「議員特権」ということがよく報道に出てきますが、議員特権の一つ「議員パス」について調べてみましたので、どういった特権で問題点があるのか私なりに調べてみたので紹介してみたいと思います。
議員特権の「議員パス」の特典とは
まず議員特権には
「不逮捕特権」
「免責特権」
「歳費などを受ける権利」
などいろいろあります。
議員パス(JR無料パス)についてはこの「歳費などを受ける権利」のところの「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」の第10条と第11条にJR特殊乗車券、国内航空会社航空券の支給という記載がありました。

一般人にはこれを読んでもちょっとよくわかりませんね。
このJR特殊乗車券のところが私的利用でよく報道に出てくる議員パスのJR無料パスかと思います。
この第10条と第11条にJR特殊乗車券、国内航空会社航空券の支給というところですが、
国会議員は3パターンからどれか一つを選べます。
2.JR無料パス+東京と地元選挙区間の月3回往復の航空クーポン
3.月4回往復の航空クーポンのみ
ただ、地域によって選ぶことができたり選べなかったりするわけです。
例えば東京の選挙区の方は航空クーポンはいらないですけど、北海道や沖縄の選挙区の方は東京に行くために航空クーポンいりますよね。
という話です。
私的利用が目的の物ではないですからね。
JR無料パスとは
ここで私的利用などでよく報道で出てくるのがJR無料パスですが、このJR無料パスについてもう少し見てみたいと思います。
このJR無料パスは「JRは乗り放題」、「新幹線のグリーン席も乗り放題」などになります。
まあ地元選挙区と東京を何度も行き来するとなればあっても良いかもしれませんが、グリーン席ではなく普通の指定席でも良いのでは?という気持ちもあったりはしますけどね。
でここでですが、これは当然私的利用は認められないわけです。
ちょっと友達と旅行に行くときにJR無料パスを使うなど、私用などで使うってはいけないということです。
がたまにこれをプライベートに利用している方が不正利用ということで、それがバレて報道に出てくるわけですね。
JR無料パスの問題点
そして、このJR無料パスの問題点もあってJRを利用する場合、自動改札機を通して利用できないので駅員に見せて利用するようなんです。
なので誰が、いつ、なんの目的で利用したかなどはっきりとわからないんですよね。
何時になんの目的でとかって記載することもないようですし、機械も通さないとなると記録に残りませんね。というところの問題もあるようです。
さらに別で「文書通信交通滞在費」という国会議員一人当たり月々100万円支給されるんです。
しかも使途も公開されないまま使われているということで透明性も疑問があったりと、この二つがいるのか?というところも言われているところのようです。
ちなみに政治資金の流れの透明性の観点からか維新の会はこの文書通信交通滞在費の公開をしています。
まとめ
私なりに調べてみたところではこういった感じですが、なかなかわかりやすい記載がありませんし、ちゃんと詳しく公開されているような感じではないです。
しかも法律とか難しくて一般人からしたらよくわからないところが多いです。
法律も改正されていくでしょうし、どんどん変わっていくのでご自身で調べてもらうと良いかもしれませんが・・・といってもちょっとかなり難しい話ですけどね。
税金ですし気になる方も多いと思いますので、わかりやすく記載してもらえると良いですけどね。
ということで議員特権の「議員パス(JR無料パス)」とは|特典と問題点なども紹介でした。